そろそろ紅葉のシーズンがやってきますね。
ここ関西で紅葉といえばやはり京都なんですが、京都には紅葉の名所が点在しておりシーズンにはたくさんの観光客が訪れます。特に嵐山界隈は身動きがとれないくらい混雑してる場所もあり、お寺に入るのにも行列ができたりしています。休日に車で行くなんてもってのほかで、朝の9時には駐車場は満車です。
そこで!激混みの京都嵐山で、ほとんど観光客が来ない隠れた名所といわれる穴場をご紹介します。
京福電鉄嵐山線・鹿王院駅より徒歩3分の場所にある、鹿王院(ろくおういん)というお寺です。嵐山から歩いても、そんなに遠くないです。
まず、静かな住宅街の中にひっそりと佇む鹿王院の山門から覗く、奥にまっすぐ伸びた石畳の参道が見事です。上の写真は数年前の12月初旬の散り紅葉の時期に撮ったものですが、もう少しはやい時期なら参道の両脇の苔の緑と紅葉のコントラストがとても美しいです。誰もいないからこんな写真も撮り放題!
そして、参道の奥にある嵐山を借景にした舎利殿と真っ赤な紅葉もまた見事です。紅葉の嵐山が借景って、なんて贅沢なんでしょう。静寂の中、私はこの舎利殿が見えるお庭の縁側に座ってボーっとしたり、持っていた本を読んだりしていました。ちなみに金閣寺はココの舎利殿がモデルだそうです。
あまりメジャーになってほしくない場所のひとつですが、京都の紅葉をゆっくりと楽しみたい方にはぜひおすすめします!
このブログを見て鹿王院に行きました。
私は人ごみが大の苦手で全く観光に向いている性格ではなかったので、このブログに出会えたことを心から感謝しています。
初めは天竜寺に行こうとしたものの、あまりにも大勢の観光客で目が回ってしまったので逃げるように鹿王院を目指しました。
バス停天竜寺前から歩いて行ったのですが、運動不足な私には少し堪えましたね。
でも拝観料が天竜寺より少し安くて得した気分になりました(笑)
確かに穴場と言うだけあって人があまりいませんでした。
当時は夫婦2組・子連れ1組・私含め個人拝観者が5、6組。
観光地然として騒がしい嵐山ですっかり参ってしまった私の心を素晴らしい庭が癒してくれました。
抹茶をいただきながら2時間ほどゆっくりできました。
隣にいた写真家に負けないぐらい写真も撮りました。私はスマホでしたので出来はお察しですが(笑)
隣に保育園?があるのですが、間にある竹林が子供たちの声を遮っていたのでとても静かです。
鹿王院に詳しいおばあちゃんから色々話を聞くこともできてラッキーでした。
そのおばあちゃんが参道に落ちた紅葉を掃除してしまわないように和尚さんに進言したらしいです。
そのお陰でとても見事な紅葉絨毯ができあがっていました。
確かにここはあまり知られてほしくない穴場でした。
嵐山に再び訪れる機会があればまた行きたいと思います。